2024.07.16
作家インタビュー
沖縄の海に魅了されて。 レジンアートで沖縄の自然を形に 【レジンアーティスト:Mare Blu Okinawa】
【Mare Blu Okinawa】
Instagram▶︎https://www.instagram.com/mare.blu.okinawa/
HP▶︎https://mare-blu-okinawa.com/
Gala青い海(以下、Gala)のお土産ショップでは、多くの沖縄の工芸品を取り扱っています。
そこで今回は、沖縄の海をこよなく愛するレジンアーティスト【Mare Blu Okinawa】のミホさんに、ご自身のこれまでの歩み、作品に対する想い、そして沖縄の海の魅力について語っていただきました。
━━━人生のターニングポイントには、いつも「海と自然」があった。
-ミホさんのこれまでの経歴とレジンアートに情熱を注ぐようになったきっかけを教えてください。
岡山県出身で元々は美容師として働いていましたが、海外で生活してみたいという思いが昔からあったのでお金を貯めてワーキングホリデーでオーストラリアのケアンズへ渡りました。
海の近くで生活してみたいという思いと、ダイビングのライセンスを取りたくてケアンズを選びました。
今思えば、そこは人生の一つのターニングポイントだったと思います。ケアンズは沖縄によく似たトロピカルな土地で、そこでダイビングをしながら、海や自然の美しさに心から魅了されました。元々幼少期から山や海、自然が大好きだったので居心地がとても良かったです。
そこから海外で数年暮らした後、帰国しました。帰国直後は地元岡山に戻ったのですが、やっぱり温暖な気候と綺麗な海がある場所に住みたいと思って沖縄移住を夢見つつ、最初は宮古島にリゾートバイトをしながらお試しで住んでみました。
毎日綺麗な海で泳ぎながら生活ができる環境に惚れ込み沖縄移住を決意して、移住するからには本島で仕事をしながら生活してみたいと思い本島へそのまま移住しました。
沖縄に移住した当初は営業の仕事をしていて沖縄の人との関わりを通して少しずつ文化や地理を学びました。しばらくその仕事をしていたのですが、レジンアートと出会って心を奪われたんです!
レジンアートに出会ったきっかけは、夫からのプレゼントです。最初は綺麗だな、かわいいな、程度だったのですが、「あれ?これもしかして私にも作れるかも?」と思い、レジンアート作りを習い始めました。私が大好きな沖縄の海を形で残すことができる、そんなレジンアートにどんどんハマっていきましたね。
コロナ禍で家にいる時間が増えたこともあり、本格的にレジン作品作りを始めました。だんだんと作品も増え始めてきたので、そこから徐々にシフトチェンジし退職後レジンアーティストとしての活動を本格スタートさせました。
-なぜ海をテーマに選んだのですか?
私自身小さい頃から自然が大好きというのもあるんですが、沖縄の海は本当に息をのむほど美しいんです。自然のグラデーション、温かい風を感じる穏やかな波、白い砂浜。この美しさを形に残せれば、それを見た人にも同じ感動を共有してもらえると思ったからです。自然は普遍的な美しさを持っていて、それをアートにすることで、時間を超えて多くの人々に伝えられると思っています。
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大好きな沖縄の海を感じてほしい。その想いで形づくる。
-作品作りで最も大事にしていることは何ですか?
一番こだわっているのは、沖縄の海に近づけられるように、ということですね。あとは、透明感を出すことです。見る人に実際の沖縄の海を感じてもらえるよう、細かな部分までこだわっています。自然の色彩を再現するために、色の深みも試行錯誤しながら作っています。
作家さんによって波の模様に個性が出るので、注目して見ていただければ、作品をより楽しめると思います。
また、作品一つ一つでも波の表情が違うので、そこも楽しんでもらえたらなと思います。
-とても綺麗なレジンアートの数々。どこからインスピレーションが沸くのでしょうか?
結局、「海が好き」から全ての作品が生まれていると思います。
ほんとに、遊びに行く時って大体海なんですよ。それぐらい海が大好きなんです。特に沖縄の海はやっぱり透明度が別格です。私が見ている、感じたままのこの癒しの海を共有したいという思いが強いですね。
県外の方にも、沖縄に来れない間も魅力的な沖縄の海を少しでも感じてもらえたらなと思っています。実際に「沖縄の海を感じて癒やされます」というお声をいただいた時は、とても嬉しいですね。
ありがたいことに私の作品を知ってもらえると、「こんな色のものがほしい」といったリクエストもいただいたりして。自分の作品の表現に幅が出ますし、私自身も楽しみながら作品を作っています。
-そんなミホさんが、アート活動を通じて得たものは何ですか?
人との出会いが一番大きいですね。作品を通じて感じたこと、思ったことを共有できる仲間が増えたこと、それによって自分自身も成長できたと感じます。ありがたいことに段々とお声がけいただくことも増えてきて、色々な人とのご縁で作品が繋がってきたと思います。
Galaとも、第1回青祭の出展作品としてお声がけいただいたことがきっかけでした。元々Galaはとても好きな場所だったので、当時「あのGalaからオファーがきた!」ととても嬉しかったのを覚えています。
大好きな沖縄の海の美しさを表現し続け、作品と人がどんどん繋がっていくのはとてもやりがいを感じますね。
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大好きな沖縄の海を表現し続ける、Mare Blu Okinawa
-今後の展望や夢を教えてください。
いつか沖縄に自分のアトリエ兼ギャラリーを持てたらいいな、と思っています。地元の自然を生かした作品を展示し、訪れる人々に沖縄の美しさを直接感じてもらえる場所を作りたいです。実際に使ってくれる、買ってくれるお客様を目の前にしながらコミュニケーションをとっていけたら嬉しいですね。他にも、レジンアートのワークショップを開催して、子供から大人まで多くの人にアートの楽しさを伝えていきたいと考えています。
また、珊瑚保全活動への寄付やビーチクリーンなど、大好きな海を守るための活動も少しずつですが始めています。
私の作品を通じて、沖縄の海を感じて癒やされて欲しいと同時に、この海の綺麗さを守っていくというところにも少し意識していただけたらとても嬉しいですね。
-最後に、この記事を読んでいる方へのメッセージをお願いします。
私の作品を見てくれる方やリピートしてくれる方がいるからこそ頑張れています。いつもありがとうございます。
私の作品を通じて、沖縄の自然の美しさを感じていただけたら幸いです。これからも一つ一つの作品に全力を注いでいくので、ぜひ応援してください。
まだ私の作品を直接みたことない方がいらっしゃったら、ぜひ作品を手に取っていただき、透明感ある沖縄の海を感じてほしいです。
Mare Blu Okinawaは、レジンアートを通じて沖縄の自然の美しさを伝え続けるアーティストです。彼女の創作活動は多くの人々に感動を与え、自然への敬愛を深めています。
Resin Art Mare Blu Okinawaは、Galaのお土産ショップでも販売しています。
【Mare Blu Okinawa】
Instagram▶︎https://www.instagram.com/mare.blu.okinawa/
HP▶︎https://mare-blu-okinawa.com/